Gloomy Sunday

アメコミ

amazonで予約していたUDONコミックスのDarkstalkers2が届きました。
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デミトリは主人公(笑)どころか、もはや魔界征服を企む完全なる悪の総帥。
モリガンは肉食だけどお色気少なめキツめの性格。パパ思いの気丈なプリンセスです。
デミに対しては、お父様を狙うにっくき敵ということで
OVAみたいな、敵だけどちょっと気になるアイツvv////……などという空気は今のところ皆無。
でも、「私がデミトリを成敗してやる」って思ってるみたいなんですw
そういう意味ではベリオール←を追うデミトリ←を追うモリガンという構図ですかね。

デミトリを追いつめるモリガンお嬢様…というのも近年珍しくまた大変乙なものでありますゆえ、
そんな二人の対決シーンをここに勝手に訳出してみたいと思います。

――失われた力を取り戻すため、選ばれた生贄の女を集め復活の儀式を執り行うデミトリ。
人間界に来て彼の動きを探っていたモリガンは生贄の一人になりすまして儀式に潜入していたが――

(以下若干超訳ご容赦)
*****
デミ「今宵準備は整い、いよいよ私はふさわしき地位につく…すなわち魔界の支配者となるのだ」
「千年に一度、この惑星の月の配置によって、人間界と魔界との間に裂け目が出来る。
今から千年前の今夜も、まさにこの場所から魔界への扉が開かれた」

執事「デミトリ様の運命が全うされる瞬間がすぐそこまで近づいておりまするな、…っ」

感慨深げに相槌をうつデミトリの執事を一瞬にして貫く黒い翼、
……驚くデミトリの前に一人の女が立ちはだかる。

変装モリ「今夜のお前の運命、それは私に倒されることよ!!」

デミ「ん?どうやら知った顔のようだが……お前は一体誰だ?」
モリ「その目で確かめるがいい、吸血鬼」
デミ「ハハハ、これはこれは、ここでこんなおなじみの顔に会うとは愉快だ。
君の父上に最後に会った時以来、ずいぶんと勇ましく成長したものだな、モリガン」
「ベリオールとの再会を果たす前に、君の血を頂くというのも悪くない」

モリ「生きてお父様と会うことは二度とないわ。再会は、私がお前の首を持ち帰ったときよ!」
変装を解いてすかさず戦闘態勢に入りソウルフィストを放つモリガン。

デミ「君はまだ、お父上ほどの実力もない。どうやって私を倒すつもりかね?」

モリ「私の力を見くびると、お父様の時と同じ間違いをすることになるわよ」
「あれから100年、いろいろなことを覚えたんだから」
バットスピンをガードして、デミトリの下顎を蹴りあげる。

デミ「どうかな。まあせいぜいその調子で抵抗してくれたまえよ。
君がいかに華々しく散っていったか、あの老いぼれに語ってやれるのが楽しみだからな。
おっと、こうしている間にも月は昇り、魔界への扉が開かれた。
ここより私はふさわしき場所へ向かう……魔界へ、王として帰還するのだ
ベリオールの時代は終わりだ」
モリ「言わせておけば――ッ」

デミ「まあ落ちつけ、ものごとには終わりがあるものだ」
激して向かっていくモリガン様ですが、軽くあしらわれ捕捉されてしまいます。

デミ「おとなしく身をまかせたほうが、楽だぞ」
セイヴァーエンディングのごとく、ぐったりしたモリガンの白い首筋に遠慮なく牙をむくデミデミ。
MAKAIのプリンセス絶体絶命――?!

しかし、モリガンの姿が二つに分かれて――
……お約束のダクネスを喰らってしまう貴公子。
モリ「私の血が欲しいのなら、もっと精進することね♥」
デミ「確かに、技のひとつふたつは覚えたようだが…」
がっくりと膝をついたデミデミ、負け惜しみをいいながら立ちあがる……。
(っとその時……!?)
*****

ここでおなじみ宇宙の支配者が現われて、見得の切りあいは中断されてしまうわけなんですが
パイロンのおかげで、ひとまずここは片づけてから続きをしようとかいって
なんだか意気投合急速接近していく模様です?(つづく)

それはそれとして
ラブリンなデミトリの執事があっさりひとコマで倒されちゃってるんですけど……。お嬢さんそりゃあないぜぇ~

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